米国最大の医療システムの1つである「Bon Secours Mercy Health(BSMH)」は、人材採用プロセスにAIと自動化技術を積極的に取り込み、効率化と機能の拡張を推進している。
BSMHが活用するのは、Phenom Intelligent Talent Experienceと呼ばれるAIプラットフォームで、採用において特に時間を要するステップである「審査とスケジュール管理」を高度に自動化することができる。求職者の興味や所在、資格に基づき、組織ニーズへの適格性を分類することができるほか、面接のスケジュール調整やQ&Aへの移行を自動化することで、大幅なリソース節約を実現する。
人材採用プロセスへのAIおよび自動化ツールの活用は、プロセスから「担当者が有する潜在的なバイアス」を取り除く手段となる可能性もある。医療人材獲得へのAI活用は、特に需要の大きい大規模システムでの導入事例が観察され始めており、今後のさらなる広がりが期待される。
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