Contrive Datum Insightsが25日に発表した最新の市場調査結果によると、「医用画像処理におけるAI市場」は2030年までに209億ドル(2.7兆円)規模に達するとの見方を明らかにした。2023年から2030年にかけての年平均成長率(CAGR)は36.87%となる。
2022年に17億米ドルと評価された同市場は、患者の健康意識の向上と診断・検査への要求の高まりを背景に急速な発展を見込むという。現時点で市場売上の45%を生み出す北米は引き続き主要エリアとなるが、これは「医用画像AI産業への肯定的な規制、診療報酬体系」の存在、ヘルスケアインフラが進んでいること、1人当たり所得が高いこと、などを要因とする。
同期間における最大の成長率を示すのはアジア太平洋地域で、新技術を利用する人口、ネットワークへの接続性、政府主導プログラムの増加、をその理由としている。現に、医療AIを取り扱う企業数は特に中国とインドで急増していることを指摘している。
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