医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例AIを巡る医療経済・政策「All of Us」プログラムの利用可能データが拡大

「All of Us」プログラムの利用可能データが拡大

米国立衛生研究所(NIH)は20日、精密医療研究の推進に向けて、約25万件に及ぶ全ゲノム配列を研究利用できるようになったことを明らかにした

All of Us」と呼ばれる国家主導プログラムは、集団の健康と精密医療の推進を目的に、米国における健康データの収集と解析を大規模に行うもの。10年以内に100万人の米国市民からデータ収集を行うことを目標として、2018年から全国登録が開始している。データセットにはゲノムだけでなく、臨床データや健康の社会的決定要因など、患者の背景情報を含む多様な健康情報を含んでいる。

All of Usを率いるJosh Denny医師は「5年前に国内登録を開始した時、我々は医学研究を加速度的に促進できる可能性に興奮した。現在は参加者や研究者、その他全米の多様なコミュニティとのパートナーシップを通じて、我々全員にとってより良い健康的な未来につながる科学的発見を後押ししている」と述べる。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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