米シダーズ・サイナイはこのほど、AIのヘルスケア向けアプリケーションによるイノベーション推進を目指し、「Center for Artificial Intelligence Research and Education (CAIRE) 」の設立を公表した。
CAIREは研究活動とともに、強力な教育・トレーニングイニシアチブを掲げており、AIの基本概念やAI倫理に関するワークショップ、高度な機械学習手法や分析に関する教材の開発と展開にも重点を置く。また、高校生・大学生・大学院生が研修機会やコンテストを通じてAI教育に参加することを目的とした「National AI Campus」とも連携することを明らかにしている。当該センターで開発された新しいアプリケーションやアルゴリズムは、他のヘルスケア研究成果とともに、ゲノム研究や個別化医療の進歩を加速させる研究利用を念頭に置く。
新センターのディレクターであるJason Moore氏は「人工知能、機械学習、ヘルスケアの専門家からなる当センターのチームは、研究者や病院のスタッフと協力し、特定のヘルスケア課題に合わせたカスタマイズソリューションを開発する。我々の目的は、これらの技術を利用して研究の質を向上させ、研究者の意思決定を強化することだ」としている。
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