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英King’s College London – UKRIから500万ポンドの研究資金を獲得

英King’s College Londonは14日、英国研究・イノベーション機構(UK Research and Innovation, UKRI)から、信頼できる安全なAI開発について500万ポンド(約8.96億円)の研究資金を獲得したことを明らかにした

これは、サウサンプトン大学を中心とした大規模コンソーシアムに授与された3100万ポンドに及ぶ助成金の一部に相当するもの。同コンソーシアムは、社会のニーズに応える「責任あるAI」のための国際的な研究・イノベーションエコシステムの構築を目指す。

King’sのプロジェクトをリードする Kate Devlin博士は、「これはまさに時宜を得た投資となるものであり、英国から世界をリードする多様で学際的なチームを集め、最先端の課題に取り組む」とした上で、人間中心アプローチを核とした横断的研究の重要性を強調する。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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