医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例フランス国立保健医学研究所 InsermのCOVID-19情報対策 - Expert Systemの研究支援AIを導入

フランス国立保健医学研究所 InsermのCOVID-19情報対策 – Expert Systemの研究支援AIを導入

世界最大級のバイオメディカル研究機関「Inserm: Institut national de la santé et de la recherche médicale」(フランス国立保健医学研究所)は約1万人の研究者を擁し、毎年12,000本以上の論文を発表している。同研究所はCOVID-19に対する取り組みの一環として、AI企業「Expert System」が提供する臨床研究支援ツールの導入を発表した。

Expert Systemのニュースリリースによると、Insermは医学研究支援AIツール「Clinical Research Navigator(CRN)」に6ヶ月の評価期間を設けて導入し、100名の研究者がこれを利用するという。CRNは1億件を超える文書と1200万件の臨床研究情報にアクセスし、単なるキーワードだけではなく、AIのナビゲートでコンセプトに基づく調査・分析結果を提供する。情報同士のつながりを明示し、深掘りとフィルタリングで情報を濃縮させ、研究活動をサポートする。

新型コロナウイルス感染症をめぐる研究成果は、日々追加され爆発的な情報量の増加をみている。査読前研究も多く含まれる玉石混交の状況で、研究者が真に価値ある有用な情報にたどり着くには相応の労力が要求される。コンテンツの高い関連性を高速で特定するというAIの真価を発揮しうる利用法は、今後も様々な形で私たちの前に実用ツールとして姿を見せてくるだろう。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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