富士フイルムはアジア・中東・アフリカにおける新興国への健康診断サービス事業を開始する。その第一弾はインドで、来月2日よりバンガロールにおいてがん検診を中心とした健診センター「NURA」を開設することを明らかにした。
富士フイルムによる25日付のニュースリリースによると、NURAでは高精細な診断画像を提供する同社の医療機器、およびAI技術を活用したITシステムなどで医師の診断をサポートするという。同施設ではがん検診をはじめとして、生活習慣病検査に係る種々のサービスも提供する。また当該健診センターは、現地法人である「FUJIFILM Middle East FZE」と、インドや中東で医療機関を展開するDr. Kutty’s Healthcareの合併企業「FUJIFILM DKH LLP」による運営となる。
新興国におけるがん罹患者の生存率は低く、特にインドはがん罹患者の5年生存率が3割との報告もある。生存率向上のためには、定期検診による早期発見・早期治療が欠かせず、同施設がインドにおいて果たす役割には大きな期待がかかっている。
なお、NURAの公式HPはこちらから参照できる。