米Monogram Orthopedics – 個別化インプラントで人工膝関節置換術を変革

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個別化医療が広く提唱される中、整形外科領域の手術では「既製品」のインプラントが今なお主流となっている。米Monogram Orthopedics社は患者ニーズに沿った個別の「ワンサイズモデル」インプラントを人工膝関節置換術向けに提供している。

Monogram Orthopedicsによる17日付プレスリリースでは、同社がクラウドファンディングで募集した3400万ドル規模のシリーズB資金調達において、参加投資家が5,000人を突破したと発表している。AI・ロボット工学・3Dプリントの基礎技術に基づき独自開発された同社製品は、2021年後半に人工膝関節置換術でFDA申請を予定している。

Monogram Orthopedicsによると、同社のインプラントは解剖学的により正確な挿入が可能で、微小な動揺については「競合他社のインプラントの方が最大630%多かった」と社内研究で示すなど、技術的優位性を強く主張している。患者のライフスタイルに適した、追加手術リスクが最小限の人工膝関節置換術のために、同社は追加調達資金によって技術の洗練と商業化を目指す。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。