医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例AIを巡る医療経済・政策カリフォルニア大学アーバイン校 - プレシジョンヘルス研究所を設立

カリフォルニア大学アーバイン校 – プレシジョンヘルス研究所を設立

カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)は15日、精密医療(プレシジョン・メディシン)の実践を推進するため、新たにInstitute for Precision Health(IPH: プレシジョンヘルス研究所)を立ち上げることを公表した。精密医療は近年急速に関心が高まる医学領域で、属性情報や病歴、各種検査結果など多面的な患者データを収集し、AIを含む先端情報処理技術によってパーソナライズされた治療法の開発を目指すもの。

UCIが明らかにしたところによると、IPHは7つの中核領域を設定しており、これらによって分野横断的なコラボレーションを実現するという。1. SMART(statistics, machine learning, artificial intelligence)は、健康記録や分子データ、観察データ等を統合・分析するための手法の設計・開発を担う。2. A2IR(applied artificial intelligence research)は、費用対効果の高いバリューベースケアを実現するため、各種臨床問題に対する実際的な解決策のデザインを行う。3. A3(advanced analytics and artificial intelligence)は、入院患者、外来患者、地域社会環境へのソリューション開発を推進する。4. Precision omicsは、ゲノム、プロテオミクス、化学データ等の生成・分析・応用を担当する。5. Collaboratory for Health and Wellnessは、IPHエコシステムの中核となる分析プラットフォームと患者管理データを取り扱う。6. Deployable health equityは、AIアプローチにより、脆弱な人々の健康とウェルビーイングにおける格差を縮小するためのソリューション開発を行う。7. Education and trainingは、統計やAI、オミックス、バイオインフォマティクスのコースやセミナーを実務家や学生に向けて提供する。

UCIの副学長であるSteve AN Goldstein医師は、「我々がプレシジョンヘルス研究所で行うことは、健康とウェルビーイングの向上に向けた非常に重要なステップとなる」と述べ、精密医療推進に果たす同機関の役割とその重要性を強調している。

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1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

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防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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