SNAC – 豪州における医療AI導入事例

豪州の主要公立病院であるSt Vincent’s Hospital Sydney(SVHS)は、医療画像ソリューション開発を手掛ける「Sydney Neuroimaging Analysis Centre(SNAC)」と複数年に渡るパートナーシップ契約を結んだことを、10日明らかにした。新規AI診断ソリューションを実臨床展開するとともに、SNACのAI開発を強力に支援する。

SNACがこのほど明らかにしたところによると、実際に導入されるものには同社の「VeriScout」があり、非造影頭部CT画像のAI解析により、脳出血症例のリアルタイム検出とトリアージを実現する。同システムは4万件の臨床データを用いて構築されており、その精度と臨床的有効性には定評がある。SVHSのCEOであるAnthony Schembri氏は「本契約によって、SVHSへのAI組み込みを進め、画像に基づく『救急患者の迅速なトリアージ』を可能としたい」と述べる

SNACは、医療画像プロバイダーであるSynergy Radiologyとも、新しいAIソリューション開発を目指した複数年パートナーシップを締結しており、こちらでも既存AIの実臨床導入が予定されている。開発協力と導入事例確保を同時に進めるSNACは、豪州における医療AIシーンを席巻する。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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