米サンフランシスコに本拠を置くGrand View Researchの最新レポートによると、「医用画像処理におけるAI」の世界市場規模は、2030年までに81.8億円(約1.14兆円)に達するという。
同レポートでは、高齢化の進展と政府および民間プレイヤーによる医療エコシステムへの投資増加により、2022年から2030年にかけ、CAGR34.7%で市場が拡大することを見込む。技術別では、物体検出や画像生成、画像変換、画像セグメンテーションなどの放射線アプリケーションでの利用により、2021年には深層学習セグメントが最大のシェアを占めた。自然言語処理セグメントは、対象期間中の最高値であるCAGR 35.7%での拡大を予想している。
医学領域別では、現在神経学セグメントが最大市場である一方、CAGR最高値は乳房スクリーニング分野になるとしている。また、画像モダリティ別では、CTスキャンセグメントが現在の収益シェアを順調に伸ばし、市場を牽引する見込みとなっている。
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