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GSA – 医療アウトカム改善に向けたAIチャレンジを開始

米国一般調達局(GSA)はこのほど、連邦政府機関が最高レベルの医療を提供できるよう、多様で実用的なソリューションを求める懸賞コンペ「Applied AI Healthcare Challenge」を開始した

今回のチャレンジでは、特定領域における医療アウトカム向上に焦点を当てており、これにはメンタルヘルス分野、中毒とオピオイド、健康格差、サプライチェーンと安全性、悪性腫瘍、などが含まれている。参加者はそれぞれ2.5万ドルの賞金を目指して競うこととなる。申請書類の提出期限は2023年3月20日で、ここから最大で16名のファイナリストが選択され、5月2日に開催されるApplied AI Health Challenge Industry Dayで発表する予定。

GSAのTechnology Transformation Services(TTS)を率いるAnn Lewis氏は「このチャレンジは、ヘルスケアサービスやイニシアチブをサポートする有望な新しいAI技術製品を特定するのに役立つ」とした上で、「我々はオープンガバメントとオープンサイエンスの原則に基づき、連邦政府のAI能力拡大を支援している」と述べた。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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