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カイザー・パーマネンテ – 医療AI領域における新たな助成プログラムを開始

米医療保険最大手のカイザー・パーマネンテはこのほど、「Augmented Intelligence in Medicine and Healthcare Initiative (AIM-HI) Coordinating Center」の立ち上げを発表した。この新しいプログラムは、診断に関する意思決定を強化するための人工知能(AI)および機械学習(ML)アルゴリズムの導入評価に焦点を当てた、大規模な研究活動を主導するものとなる。

公表によるとAIM-HIは、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団の支援を受け、3~5つの米国医療システムに最大75万ドルの助成金を提供し、診断および患者転帰の改善を狙ったAI/MLの活用を支援するという。現在申請は募集中であり、提出期限は6月30日となる。カイザー・パーマネンテの全国諮問委員会と専門家審査員が提案を評価し、2年間の助成期間中、選ばれたプロジェクトチームと密接に協力し、研究活動を推進する。

AIM-HIの研究責任者であるVincent Liu氏は「アルゴリズム研究の支援に加え、AIM-HIプログラムではベストプラクティスを開発し、多様な医療現場におけるAI/ML導入能力を向上させる予定だ。この強力なツールを思慮深く、患者や医師、ケアチームの利益を拡大する方法で使用することが欠かせない」としている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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