イスラエルのスタートアップ・Aidoc 2700万ドルの追加調達

イスラエル・テルアビブに本拠を置くスタートアップ・Aidocは今月、シリーズBラウンドとして2700万ドル(約30億円)の追加調達に成功した。これにより2016年創業の同社は、計4000万ドルの投資を受けたことになる。

米メディア・MedCity Newsの報道によると、Aidocは医療画像解析において高い技術を持ち、頭蓋内出血を識別する同社のAIアルゴリズムは、米国食品医薬品局(FDA)やヨーロッパの規制当局からの承認を得ているという。また、同社によるCT画像解析は既に100万枚を超え、2年以内に協力病院を500に伸ばすことを公表するなど、競合他社からのリードを保ち続けている。

Aidocの高速・高精度スキャン技術には、放射線科における読影効率化の実際的な期待が大きい。また医療AI、特に医療画像解析においては積極的な実臨床利用を睨むスタートアップが増えた。そういったなか、公的承認の壁を越えるかどうかにはベンチャーキャピタルからの大きな関心も集まっており、今後の投資基準に関わることが想定される。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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