新時代の時計描画テストがアルツハイマー病を早期検出

認知機能スクリーニングにおいて、時計描画テスト(CDT)は簡便かつ有用な手法として50年以上に渡って臨床現場で活用されてきた。米Linus Healthが提供するDCTclockは、CDTの単なるデジタル版ではなく、時計描画のプロセスさえも評価に加えることで、早期アルツハイマー病における微弱な変化を捉えることに成功している。

Linus Healthが14日明らかにしたところによると、米マサチューセッツ総合病院(MGH)が主導した臨床研究では、このデジタル版CDTの結果はアミロイド斑の有無と有意な相関を示すことを明らかにしている(研究論文)。実際、無症候である早期アルツハイマー病の検出に一定の効果を示しており、古典的試験への技術革新が新たな臨床ツールを生み出した形だ。DCTclockは、米食品医薬品局(FDA)におけるクラスⅡ医療機器の認証を既に受けている。

通常のCDTは描き上がりを評価するものだが、DCTclockはタスクプロセス全体をキャプチャし、AIによって手先の動きや空間パターン、描画特性などを分析することで認知機能障害における微弱な変化を検出することができる。

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TOKYO analytica
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1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。