リーズ大学が提供する「医療AIのPhDコース」

英リーズ大学は、医学的診断および治療へのAI活用を狙った4年間の修士・博士統合プログラムを提供している。そのうち、学費の全額と生活費等が支給される、EPSRC全額出資学生プログラム(2023/24年度)は2023年1月31日が締め切りとなる。

リーズ大学によると、AIおよび健康情報学、その他の専門分野における修士レベルの基礎を学習した後、博士課程では「AIを用いた医学的診断・治療」分野における先端研究者による研究指導が行われるという。2~3年目には産業界や公的セクターのパートナー組織を選択し、3ヶ月の実習を行う機会も提供される。

EPSRC全額出資学生プログラムは英国外からの応募も可能だが、規定によりこの数は3名に限定されており、学費の自己負担者や外部スポンサーからの資金援助を受ける者にも限られた枠数が用意されているとのこと。詳細は大学公式HPを参照。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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