Eligo – 治験迅速化を実現するAIプラットフォーム

米テキサス州オースティンに拠点を持つElligo Health Researchは24日、速やかな「データ駆動型臨床研究」を実現する新しいプラットフォームである「DataAI Connect」を発表した

スケーラブルでエンドツーエンドのデータプラットフォームであるDataAI Connectは、臨床研究のワークフロー全体の効率化を実現し、ヒューマンエラーを減らすとともに、患者データを迅速に消化して臨床試験を加速させることができるというもの。例えば、臨床試験における医療記録の入手プロセスでは、患者記録を追跡するよう医療プロバイダーに依頼した上で、何百ページに及ぶ医療記録を人間が目視で仕分けるなど、高度に手動的かつノンスケールな作業が伴ってきた。自然言語処理や機械学習を含むAIアプローチに基づくインテリジェントなアプリケーションは、スピードや正確性、品質を向上させ、サイトと患者から負担を取り除くことができる。

電子カルテと臨床データストレージのRWDリポジトリを構築することが大きな特徴で、これに適切なアプリケーションを適用することで、有効で迅速な知見の導出を実現しようとしている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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