UAE – AIによる自動メディカルチェックを実用化

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アラブ首長国連邦(UAE)は政治的・経済的安定を背景に、国策としてイノベーションを積極的に求めており、このことは医療AI分野においても他ならない。このほど、UAEのドバイでは「高度に自動化されたAIメディカルチェックセンター」が設立された。

UAEメディア・Gulf Newsが今週報じたところによると、ドバイ保健局のSmart Salemと名付けられたこのセンターでは、VIPや投資家・特定の市民などを対象として、ビザ取得や就労就学に必要となるメディカルチェックに関してAIとロボットによる自動化を実現したという。これまで検査実施から結果の受け取り、ビザスタンプの取得まで数日単位を要していたプロセスを、約30分に短縮することができる。

ロボットによる受付から始まり、既往歴の確認、バイタルサインのチェック、採血、レントゲン撮影に至るまでをほぼ人の手を借りずに施行できるよう設計されており、各種検査に対してはAIシステムによる解析とスクリーニングが加えられるとのこと。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaは、データサイエンスと臨床医学への深い造詣を武器とし、健康に関するあらゆるモノ・コトのエビデンス構築・普及をお手伝いするメディカルコンサルティングプロジェクトです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcherを経て東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。