COVID-19に伴うFDA認証の迅速化 – Caption HealthのAIソフトウェア

米食品医薬品局(FDA)は、Caption HealthのAIソフトウェアのアップデートに際し、たった25日間のレビューで認証に至ったという。これは新型コロナウイルス感染症対策へのFDAの姿勢を明確化したもので、今後も同様の事例が続くことが予想されている。

Caption HealthのCaption Guidanceは、AIによるリアルタイムナビゲートにより、心臓超音波検査への習熟が無い者でも高品質な画像を得ることのできるシステム。FDA認証を得た最初のAIガイド画像システムとしても知られている。同社が12日公表したところによると、FDAの認証プロセスの高速化は、COVID-19患者の診療にあたる複数の基幹病院の医師らからの要望によってもたらされたという。

Northwestern Medicineの循環器科医Akhil Narang氏は「このAIシステムにより、前線で働く医療者にとって最小限のトレーニングのみで、心臓エコースキルを必要十分なものに持ち上げることができる」と話し、特にCOVID-19対策でリソース不足が深刻化する医療現場を技術的にサポートすることの重要性を指摘する。

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TOKYO analytica
TOKYO analyticaは、データサイエンスと臨床医学への深い造詣を武器とし、健康に関するあらゆるモノ・コトのエビデンス構築・普及をお手伝いするメディカルコンサルティングプロジェクトです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc, PhD
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcherを経て東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。