COVID-19のリアルタイムリスク評価アプリ

ヒューストン大学の研究チームは、個人に対して「COVID-19の感染リスクを最小限とした行動」を促すための、リアルタイムな感染リスク評価システムを開発し、スマートフォンアプリとしての提供を開始した。

同大学が明らかにしたところによるとこのアプリは、目的地・移動手段・移動時間帯などの入力値に対して、COVID-19の感染リスクを最小とした上での移動経路等を提案することができる。システムは公共交通機関や食料品店、レストランなどの混雑状況などだけでなく、予防接種率や文化的要因(例えば、あるエリアでのフェイスカバー率、つまりマスクをしてもよいと思っている人の割合など)を考慮し、ユーザの希望に沿った最も安全な移動経路を提供するというもの。

これまでも、スマートフォンを利用したCOVID-19の追跡・接近情報の提供アプリは多数存在しているが、これらは大多数の住民がアプリを利用し、かつそのほとんどが必要な情報を提供した場合のみに効果を発するという限界があった。本アプリは既存システムの限界を排するのみならず、利用拡大はCOVID-19のさらなるパンデミック抑止に資する可能性があるとして、アプリの利用促進を求めている。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、現在は米マサチューセッツ総合病院研究員、ハーバードメディカルスクール・インストラクター。他に、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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