マギル大学の医療ベンチャー支援

カナダ・ケベック州モントリオールに本拠を置くマギル大学は、医学部と健康科学部が主導するベンチャー支援プラットフォーム「McGill Clinical Innovation Competition (CLIC) 」を運用している。

CLICは、医療に直接的かつポジティブな影響を与えるアイデアを支援するため、同大学が5年前に開始したもの。これまで35社を超える先進的なベンチャー企業の支援実績を持っており、スポンサー・パートナーとの協力を通した技術の社会実装を後押ししている。

2022年のCLICでは、AFX Medicalが「Marika Zelenka Roy Innovation Prize」を受賞した。同社は、脳病変の検出およびモニタリングへのAI活用を推進し、独自技術の特許出願を行うなどして高い評価を受けている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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