医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例疾患診断へのAI活用事例DermSmart AI - カナダ発「会話型皮膚科診断AIツール」

DermSmart AI – カナダ発「会話型皮膚科診断AIツール」

大規模言語モデル(LLM)を各科の専門知識で補強することで、会話型AI診断ツールを開発する動きが進む。カナダのAI開発企業「Oro Health」は、同国内でバーチャル皮膚科クリニックを展開する「Dermago」と共同し、会話型皮膚科診断AIツール「DermSmart AI」を開発している

Oro Healthの発表によると、DermSmart AIでは、患者自身が皮膚の状態を撮影した写真をアップロードし、AIの質問に答える形で対話を進める。独自の皮膚疾患検出モデルを通じ、38種類の頻出する皮膚トラブルを評価することが可能。この技術により、皮膚科専門医への紹介の必要性が減ることで、プライマリケアでの患者待ち時間の大幅な削減や、医療リソースの最適利用を進めることが期待されている。

Oro HealthのCTOであるBruno Morel氏は「現在、DermSmart AIはカナダ国内での医療機器class Iの認証待ちだ。近く、他国でも利用可能になることを期待している」と述べている。

関連記事:

  1. Derm.AI – ポルトガルの皮膚がん遠隔診療プロセスを変革
  2. Miiskin – 皮膚画像診断プラットフォームを欧州研究者に無償アクセス化
  3. Sklip – 皮膚がんをスマートフォンカメラで在宅トリアージ
TOKYO analytica
TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事