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ワシントン大学 – 「AI for Health Institute」を立ち上げ

McKelvey School of Engineeringは、米ワシントン大学の一部で、特に生物医工学や環境工学、コンピューティングの領域において全米屈指のプログラムを有する工学部だ。同大学はこのほど、新しい研究部門として「AI for Health Institute」の立ち上げを明らかにした

公表によると、同Instituteは「競争の非常に激しいヘルスAI分野において、リーダーとして確立すること」を目指すという。64名の教授陣が加わるが、医学部からは37名、工学部からは23名、その他の学部からは4名が参加する。医学と工学のリソース融合によって、大規模な研究イニシアチブのための組織とインフラを構築する。

Chenyang Lu教授は「問題の複雑さとデータの乱雑さを考えると、基本的なAIツールではこれらの問題の多くを解決するには不十分だ」と述べ、加速度的に進むAI技術の進展に歩調を合わせ、ヘルス領域に最先端技術を積極的に取り入れていくことを狙う。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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