皮膚がんは、米国で5人に1人が70歳までに経験するとされ、米国内での治療費は年間81億ドルにも上る。早期発見によってほとんどの症例が根治可能であるため、プライマリケア医による早期発見と、専門医への適切な紹介が重要となる。米DermaSensor社は、皮膚がんリスクを非侵襲的にチェックするAI医療機器を開発している。
DermaSensorは、同社の皮膚がん評価システムがFDAの承認を受けたことを発表した。携帯型のワイヤレスデバイスに搭載されたAIベースの分光技術は、皮膚がんが疑われる病変に対し、リアルタイムでその皮膚がんリスクを判定する。FDA承認における主要な臨床研究として、米メイヨークリニックが主導した22施設1,000名以上を対象とした性能検証では、224件の皮膚がんに対して装置の感度は96%に達している。
DermaSensor CEOのCody Simmons氏は、「プライマリケア医が米国医師の最大多数を占めることを考えれば、最も一般的ながんの一つである皮膚がんを彼らが適切に評価できるようにすることには、巨大なニーズがあった。皮膚がん疑い病変の自動評価AI機器として初めてのFDA承認を受けたことを光栄に思う」と述べた。
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