自宅において、ハンズフリーで一般診療にアクセスが可能となる。新型コロナウイルス感染症に伴う遠隔診療の普及で急速な成長を遂げたTeladoc Healthはこのほど、Amazon Echoシリーズに対応した、音声起動によるバーチャルケアの提供を開始した。
Teladoc Healthが明らかにしたところによると、当面は米国を中心として、24時間365日に渡りTeladocのケアプロバイダーへの接続が可能となる。当初は音声のみで提供されるが、近日中にビデオ診察も可能になるとしている。対応するEchoデバイスに「アレクサ、医師と話したい」と言うと、まずTeladocコールセンターに接続される。その後、一般的な感冒やアレルギー症状など、比較的緊急性の低い健康ニーズについては遠隔診療が設定され、Teladocの医師から利用者のEchoデバイスに折り返し電話がかかってくる流れとなる。1回あたりの費用は、保険加入がある場合は0ドル、保険がない場合でも75ドルと低額での利用が可能となる。
Teladocの最高製品責任者であるDonna Boyer氏は、「Teladoc HealthとAmazonのコラボレーションは、医療アクセスへの障壁を取り除くための新たな一歩だ。我々のバーチャルケアをEchoデバイスに統合することで、ユーザーが医師とつながるための革新的で利便性の高い方法を提供できる」と語っている。
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